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彼岸の彼方

「カノッサの屈辱」といえば、
11世紀のヨーロッパで教皇と皇帝の間で起こった歴史的事象である。
時の教皇をないがしろにして大司教などを次々と任命した神聖ローマ皇帝は、
グレゴリウス7世に破門と廃位を言い渡される。
困惑したハインリヒ4世は、
北イタリアの小村カノッサで3日間の雪中懺悔を行った。
時の教皇と皇帝の関係を示す上で大きな意味を持つため、
高校世界史Bを学習したことがある人なら一度は聞いたことがあるはずの単語であろう。

が、
しかし。
この言葉を聴いて中世に思いをはせる人は、
実はこの国には少ないかもしれない。
なにしろこの「カノッサの屈辱」という言葉、
90年代初頭に現代消費文化史を強引に無理やりに歴史上の出来事に当てはめて紹介していた番組名と同一なのである。
無駄に尊大なクレジットと、
牧原アナウンサーによる無理やりな盛り上げナレーションが心に残る、
伝説的なバブリー番組であった。

この番組で案内役を務めていた仲谷教授こと仲谷昇氏が亡くなっていたことを、
先ほど知った。
全く持ってこの番組のイメージしかないのだけれど、
なんか寂しいものです。


今日はそういう感じの死亡ニュースが次々と流れた。

青島幸男氏は今の放送界を作った人だ。
いまや伝説の番組である「おとなの漫画」「シャボン玉ホリデー」を世に送り出し、
ハナ肇とクレイジーキャッツやザ・ピーナッツ、坂本九といった稀代のエンターテイナーを生み出した天才的放送作家。
自身も「いじわるばあさん」や「お昼のワイドショー」でTV出演も果たし、
1968年の参議院選挙において全国区2位で政界入り、
1995年には東京都知事として公約だった都市博中止をして存在感を示した。
「明日があるさ」や「スーダラ節」の作詞もしている人である。
個人的には、
まことにいたし方のないこととはいえ、
私にとっての青島氏は既に過去の人であった。
作り上げた人というものはその到達点しか知らない人から見れば過去でしかないし、
多分流れから見れば、
議員となった時点でもう創作力が時代に追いついていなかったように思う。


私には、
岸田今日子さんにあるイメージは保毛尾田家である。
「砂の女」のイメージがないのは、
その頃にはまだ生まれていなかったからでしかないので、
これもいたし方のないことだろう。
「ムーミン」の再放送で慣れ親しんだ声が聞こえていたときの感慨もある。
そういえば、
上記に登場している仲谷氏の元奥様だったんですね。


訃報を聞くたびに思わず「ええっ」と本当に声を上げてしまう。
カンニングの中島さんに関しても、
快方に向かっているという情報が今月初めにもたらされており驚いたし。
いなくなりはしないとばかり思っていた人が次々と彼岸の人となり、
いずれは自らの親も、
そして自分も死に至るんだろう。

そういえば、
「生きている人間が最後にできることというのは、これから先も生きていく人間に死んでいく姿を見せることである」
って誰かが言っていた。
それ以外の何かを残していけるんだろうかって多分一生惑い続けるんだろうな、
って、
晩酌しながらふと思った。

冥福をお祈りします。
r-waver * その他 * 23:50 * comments(0) * trackbacks(1)

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クレイジーキャッツハナ肇とクレージーキャッツは、日本のバンド (音楽)|バンド。元々は、「キューバンキャッツ」の名で、進駐軍相手にジャズ演奏していたが、アドリブが面白く「You are crazy.」と言われたことから「クレージーキャッツ」に改名し
From あやかのblog @ 2007/03/30 11:06 AM
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